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2026/5/12

【イベントレポート】
DELFONICS Rollbahn Diary Workshop Moment Journal vol.4 – 写真とひとことで、”3月の自分“を記録してみよう-

ロルバーン ダイアリーを使って、日常の些細な瞬間を記録する楽しさを体験するワークショップ「「DELFONICS Rollbahn Diary Workshop Moment Journal」。
回を重ね、2026年3月中旬に第4回を実施しました。

春のやわらかな光が差し込む中、同世代の参加者が代々木上原のスペース「汽水」に集まりました。就職活動中の方、留学から帰ってきたばかりの方など、さまざまな専攻の学生のみなさんです。今回は、25歳以下の学生を対象に「3月の自分を記録する」というテーマで実施しました。

ワークショップのテーマは、引き続き、「書くということ」を大切にしてきたデルフォニックスが提案する、「モーメント・ジャーナル」という記録方法です。
写真を見ながらひとことを書き残してみる、というシンプルな方法で、日常の小さな瞬間に目を向ける楽しさや振り返る面白さを提案しています。
新学期や進学、将来について思いを巡らせる春。環境が変わり、さまざまな気持ちが生まれるこの季節だからこそ、学生のみなさんに、日常の出来事や自分の気持ちを言葉にして、自分らしい気付きを得てもらえたら。そんな気持ちで迎えた今回のワークショップ。
こちらのレポートでは、体験の様子や参加者のみなさんの声を、写真とともにお届けします。

【モーメント・ジャーナルとは】


誰かのリアルな記録をのぞく

大きな一枚板のテーブルで記録を楽しむ

今回の会場「汽水」は、代々木上原駅より徒歩1分のスペース。年月を重ねたオフィスビルの一角を改装したワークスペース兼ギャラリーは、大きな一枚板のテーブルを囲みながら、穏やかな気持ちで書くことに向き合える空間です。

デルフォニックスのスタッフによる記録の展示

会場の壁には、デルフォニックスのスタッフによるリアルな「モーメント・ジャーナル」を展示。ワークショップまでの待ち時間などに、参加者のみなさんに眺めて楽しんでいただければと、前回からスタートしました。
多様なサイズやフォーマットで、書き方や文字の大きさ、使っているペンや貼っているものも、人によってさまざまです。参加者からも「こんな感じに書くんだ」「このフォーマット、使いやすそう」「内容がリアルで面白い」という声が。誰かの記録をのぞくことで、この後のワークショップに向けて「自分だったら」と記録のイメージを膨らませていただける時間となりました。


十人十色の、自分らしいダイアリー

お好きなロルバーン ダイアリーを1冊選ぶ

実際に記録に使う道具として、今回は2026年3月始まりのロルバーン ダイアリーの中から、自分らしくアレンジのできる余白のある表紙デザインのものを揃えました。ワークショップ開始前に「これ」という1冊をそれぞれ選んでいただきます。

参加者のみなさんがそろい、いよいよワークショップ開始です。
まずはスタッフからロルバーン ダイアリーの構成と使い方について改めてご紹介した後、好きなワッペンを2点ずつ選び、新品のロルバーン ダイアリーを彩っていただきました。より愛着の湧く1冊とともに記録を始めてほしいという思いで、今回新たに追加したステップです。
ワッペンは手芸素材と雑貨のセレクトショップ「Lido(リド)」から、フルーツや植物、動物、アルファベットなど、色とりどりのさまざまなモチーフのワッペンをご用意しました。

色とりどりのワッペン

始めは少し緊張した雰囲気でしたが、「これかわいい」「どっちにしよう」と参加者同士でも自然と会話が生まれ、自然と打ち解けてきた様子。選ぶモチーフだけでなく、裏表紙やゴムバンドに貼るなど、貼り方にも個性が現れます。選んだ理由から趣味や好きな物の話へと話題も広がり、和やかな空気が生まれていきました。

ゴムバンドにワッペンを張り付ける方も

ワッペンを貼って、自分らしい1冊が完成

ワッペンの組み合わせや配置に悩む方も多く、それゆえに完成した1冊を前に嬉しそうなみなさんの表情が印象的です。十人十色のダイアリーを見せ合いながら、「自分のもの」という愛着や「ここに自分のことを綴っていく」という実感が湧いていくように思えました。


「3月の自分」を見つめる記録

和気あいあいとワッペン選びをした後は、いよいよ記録の体験がスタート。
過去のワークショップ同様に、スタッフの説明を聞きながら5つのステップに沿って進んでいきます。

まずは練習として1日分書いてみることから。
モーメント・ジャーナルの大きな特徴は、写真を元にひとこと書くことから始める、という記録方法。みなさんにも事前の準備として「3月の瞬間」から1枚、写真を選んできてもらいました。

写真を見ながら記録をスタート

まっさらなページに写真の日付と撮影時間を書いたら、その下にひとこと書いていきます。はじめからきれいな文章を作ろうとせず、頭の中に浮かんだ言葉をそのままに書き写していくのがポイントです。
ひとことが書けたら、そこに表現を追加。場所・人物・出来事・感情・気付き、の5つの視点に沿って、言葉を重ねていきます。この視点はあくまでも記録のアシスト。書ける内容だけでも、順番が前後しても、かまいません。

今回参加してくださったみなさんの中には、ロルバーン ダイアリーをスケジュール管理として使ったことはあるものの、出来事や自分の感情の記録はあまり慣れていないという方も。書き始める前は少し不安そうな表情でしたが、すらすらと書き進めて記録を完成することができました。

練習では、写真だけでなく「スクリーンショット」を題材にしてみる方法もご紹介。写真フォルダにたまっていきがちなスクリーンショットも、見返してその時の撮った理由や気持ちを思い出して言葉にしてみると、思いがけず気付きがあったりします。欲しいものや、誰かのSNSの投稿など、自分の興味関心がそのまま表れているものではないでしょうか。
記憶に色濃く残っているイベントや旅行、外出けの記録だけでなく、スクリーンショットに残っているような、まさに「日常の些細な瞬間」に目を向けてみることも、モーメント・ジャーナルの面白さのひとつです。

練習の後は、長めの実践タイム。写真を選ぶところから記録をするところまで、数日分を振り返りながら言葉にしていきます。

会場にはペンの音が響き、集中した空気が流れます。切り取る瞬間も、書き方も、文字の大きさや分量も人それぞれ。集中が途切れることなく、穏やかに時間が進んでいきます。さまざまな場所から集まった同世代のみなさんが、同じ机を囲んでそれぞれの日常をそれぞれの言葉でつづっていく様子が、とても素敵に思えました。

実践タイムの後半には、特に印象的な日のことやお気に入りの写真を、その場でプリントする時間を設けました。
使用したのは、記録の題材にした写真を印刷できるミニフォトプリンター「iNSPiC」です。

お気に入りの1枚をその場で印刷

旅行先の景色や、最近食べた美味しいランチ、好きな映画のことー選んだ写真や書いた内容から会話が生まれ、記録を見せ合ったり、最近の日常について話したり。選んだ写真を見ながら「この時こんなことがあって」と話すみなさんの、嬉しそうな表情が印象的です。

モーメント・ジャーナル最後のステップは、マンスリーページを開き、書いた日の感情を色のシールで表現すること。1日ずつ振り返りながら印をつけていきます。タイトルを付けたり、メモを添えたりしている方も。「記録した」という目印としても、1か月の自分を客観的にまとめて振り返る方法としても、おすすめです。

記録した日の感情をカラーシールで表現


これからも、続いていく記録

ワークショップ終了後には、体験して感じたことや書いた内容について、参加者同士やスタッフと話す交流の時間と、アンケートを実施。
モーメント・ジャーナルについて「最近デジタルデトックスをしたいと考えていたので、今の自分にぴったりだった」「感じる力を育てられると思った」「留学に向けて、日々の出来事や成長を後で振り返りたいと思った」など、今後も続けてみたい、という前向きな声が多く寄せられました。
また、モーメント・ジャーナルに限らず、普段のダイアリーとの向き合い方や、ロルバーンとの出合い、みなさんの夢や目標、頑張っていることなど、たくさんの話を聞くことができて、私たちにとっても学びの多い時間でした。

終了から2週間が経った後、改めて参加してくださったみなさんにお願いしたアンケートでは、こんな回答も。

「撮った写真をもう一度見てその時感じたことを言語化すると、自分の人生にも小さな変化や幸せがあると実感できて、忙しく悩みの多い日々の中に心の余裕が得られる。 そして言語化を続けることによって、自分の感性を育てることが期待できる。」

「感情や気づきを書き、それを継続することで自分は何が好きなのか、何に注目しがちなのか、何を考えがちなのかなどを知ることができる。それは自己理解や自分軸の形成に役立つため良いと思う。自分なりにしている工夫は、自分の感性や自己理解を深めるために「気づき」の項目を「自分への気づき」に置き換えたりスマートフォンの写真アプリにモーメント・ジャーナルのアルバムを作って利用した写真を順番にためたりしている。」

些細な瞬間に目を向けて、自分の言葉にすること。写真にひとことを添えることから始めるシンプルな記録でも、積み重ねていけばきっとたくさんの気付きが積み重なり、充実した日々や、自分自身への深い理解につながっていくのだと思います。
そんなモーメント・ジャーナルの面白さを改めて実感することができた、とても嬉しい1日となりました。参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
みなさんの日常の中で、これからもそれぞれの心地よいペースで、モーメント・ジャーナルが続いていくことを願っています。

ワークショップは今後も定期的に開催を予定しています。詳細はこちらのサイトやSNSでお知らせ予定ですので「自分も体験してみたい」という方はぜひチェックしてみてください。