手帳と一緒に使うペンは、言うまでもなく非常に重要なアイテム。「どんなペンを使っているだろう?」という興味から、DELFONICS HAUS会員のみなさんにアンケートを実施したところ、760人から回答をいただきました。みなさんのペン選びのこだわりを感じつつ、アンケート結果の内容から、今回は「ブルーブラックのペン」について掘り下げることにしました。実は、デルフォニックスの手帳は、ブルーブラックのペンがとても似合うのです。
ブルーブラックのペンとは
アンケート結果によると、約25%のみなさんが、ブラックではなくブルーブラックのペンを使っていた。ブルーブラックは、万年筆用インクとしては定番だが、ボールペン用のインクとして国内メーカーで定番カラーとなったのは近年のこと。鮮やかな色の表現がしやすいゲルボールペンや水性ボールペンの人気によって、各メーカーで登場するようになった。ちなみに、海外ではブルーのボールペンが主流のためか、ほとんどのメーカーで制作されていない。 ブルーブラックと聞くと、「ネイビー」と言いたくもなるが、そうではない。同じ色でも微妙に色が違って見えるという、インク特有の奥深さ。万年筆のインク選びの楽しみにも通じるが、ブルーブラックは、この違いがほかのインク色よりも更に絶妙だ。青みが強いものから、黒に近いものなどブランドによってその色合いはさまざま。ゲルボールペンや水性ボールペンでも、万年筆のインク選びと同じように楽しめる。アンケートの中から、人気の高いペンでルーブラックの色を見比べてみよう。
同じブルーブラックでも、限りなくブラックに近いブルーブラックもあれば、黒でも青でもないグレーを感じさせる色、青緑のような深みを感じる色もある。ブラックなのかブルーなのかさえ疑問に感じさせる絶妙な色。それが、ブルーブラックだ。
ブラックインクとの比較
ブルーブラックインクは、実は手帳のヘビーユーザーにこそおすすめの色だ。マンスリーページにたくさんの予定を書き込む人に、ぜひ使っていただきたい。なぜなら、ブルーブラックインクで書いた手帳は、まずシンプルに見やすい。デルフォニックスの1月始まりダイアリーに、ブラックとブルーブラックで同じ内容を書いたもので見比べてみよう。
ブラックは、文字の主張が強い。一方でブルーブラックは、黒ほど主張せずフォーマットや用紙と馴染んでいる印象だ。次に、マンスリーページ全体で見比べてみよう。
全体で見てみると、さらに印象の違いが分かるだろう。書き込む内容が多くなるほど、ブラックの方が騒がしく、予定が詰まって見える。ブルーブラックは、ブラックに比べ主張が強くないため、書き込んだ文字やマーカーを引いて印をつけた箇所の認識がしやすい。予定が多い人ほど、ブルーブラックがより見やすいのではないだろうか。
では、手帳を日記として使う日記使いの場合はどうだろうか。ウィークリーページなど比較的広いスペースを使い、スケジュールに比べ多くの文字数で書くことになる日記使いも、ブルーブラックの文字と相性がいい。また、一日の終わりにつけることが多い日記は、リラックスタイムに書くことが多いだろう。ブルーという色は、精神を安定させるリラックス効果や集中力を高める効果があると言われているため、一日を振り返りながらその日のことを書き留めるにはおすすめの色だ。イラストを描いたり、少しだけ色を加えて無理なくアレンジしたりするのも楽しめそうだ。
デルフォニックス手帳との相性
さて、これまで案内してきたブルーブラックのペンだが、実はデルフォニックスの手帳によく似合う。それはなぜか、フォーマット(仕様・書式)にフォーカスしてみたいと思う。
1月始まりダイアリーの用紙は、白色を使用。フォント色はグレーを基本とし、休日には真っ白な紙に馴染むブルーを採用している。無彩色であるグレーはどのような色とも相性がよいことに加え、アクセントとして使用しているブルーにもブルーブラックで書いた文字はよく馴染む。真っ白な紙に対しての視認性もいい。スイスデザインから影響を受けた余白を生かしたレイアウトも相まって、クリアな思考へと導いてくれる。
ブルーブラックのペンというと、ゲルや水性、万年筆などを使用するユーザーがほとんどだろう。一般的に裏抜けしにくいといわれる油性ボールペンは、ほとんどのメーカーで作られていない。そのため気になるのは、裏抜けしないかどうか、という点ではないだろうか。
その点に関しても、ご安心を。デルフォニックスの手帳は全て、万年筆でも滑らかに書ける裏抜けのしにくい上質紙を採用している。
来年の手帳を使い始める際、普段ブラックのペンを使用している方は、一度ブルーブラックのペンを使ってみてはどうだろう。
普段使っているペンから選んでもいいし、お気に入りのブルーブラックを見つけてもいい。書き込む文字にちょっとした変化を加えるだけで、いつもとは違った印象が生まれる。デルフォニックスの手帳とともに、より新鮮な気持ちで一年をスタートし、心地のいい手帳使いができるかもしれない。
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