2024年3月始まりのロルバーン ダイアリーに、海外のスクールノートをイメージしたシリーズ「スコラ」が登場します。

画用紙のような紙質の表紙は、ほんのりくすんだパステルカラーに、5mm方眼のグリッドをデザイン。
ロルバーン ダイアリーは白いバンドとカラフルなリング。ロルバーン ノートダイアリーの裏面には四角く囲まれた「DELFONICS」のロゴをアクセントカラーであしらったのがポイントです。

大人のみなさんには懐かしく、学生のみなさんには今の気分に合わせて使ってもらいたい、シンプルな中に遊び心を加えたシリーズ。デザイナーに聞いた制作の裏側とともに、その魅力をお届けします。

いくつになってもときめく、実用的で懐かしい文房具

「スコラ」が生まれたきっかけは、2014年のこちらのダイアリー。

「10年ほど前に作ったダイアリーを、たまたま見つけたのがきっかけ。懐かしさとともに、当時意識した海外の学生が使っているノートのような雰囲気と、実用的で温もりのある文房具にときめく気持ちを思い出した」と話すのは、スコラのデザイナー。

業務用のラベルシールやネームタグ、直接ノートに印刷されたバーコード、インクのズレ、ざらっとした手触りのカード。 こういったペーパーアイテムは、なんだか可愛くて収集してしまったという経験がある人も多いのではないだろうか。
実用性のある業務用としてデザインされながらも、細部に残る手作りの雰囲気が心をくすぐる。

誰もが使ったことのあるスクールノートも、使いやすく無駄のない正統派ノートでありながら、今では一つ前の時代の空気をまとったようなレトロな雰囲気の良さを改めて感じるもの。
そこで感じたときめきをシンプルな中に表現し、大人の日常でも使えるダイアリーにしたのが「スコラ」だ。

スクールノートの真面目さに、アクセントカラーで使う楽しさを加えたデザイン

スクールノートのような雰囲気が実際にどのように作られているのか、見ていこう。

まずは表紙の5mm方眼。
みなさんがイメージする学校用のノートやレポート用紙を想像してみてほしい。それらは、10mm方眼、7mm横罫、ドット罫など、中身が分かりやすいよう表紙に罫線が印刷されているのが一般的だ。
そんなデザインを取り入れ、スコラの表紙では、ロルバーンのフリーメモページと同じグリッドを全面に配した。白の線でさりげなくも、スクールノートの雰囲気を演出している。

また、ほんのりくすんだパステルカラーは、学習用に何冊も使い分けていたあの頃のノートからイメージしたという。
可愛い色もあるけれど、勉強用だからファンシーすぎない。授業ごとに色分けして使ったり、お気に入りを選んで勉強のモチベーションを上げたり。絶妙なカラーは、そんな記憶を思い出させる。

真面目な雰囲気のある方眼とカラーに合わせたロゴとリングには、アクセントとなるような色を採用した。デザイナーは、「選ぶのも持つのも楽しくなるように、一つずつ異なるカラーリングにした。グリーンとピンク、イエローとブルーなど、ビビットな反対色がポイント。海外の学生が持っているノートのようなポップな配色をイメージしている」と話す。
リングのないノートダイアリーにも、裏面の「DELFONICS」のロゴに、リングと同色のアクセントカラーが効いている。四角く囲まれたロゴの形状も、スコラならではのデザインだ。

最後に、白で統一したゴムバンドは、ロルバーンシリーズではなかなか珍しいカラー。カラフルな中にグリッドと同じ白が加わることで、爽やかに洗練された印象で全体をまとめている。

大人の生活にも馴染むダイアリー

仕事や学校、公の場で開くことも多いダイアリーは、素材が手にしやすい雰囲気か否かに影響することも。
「スコラ」では、表紙に少しクラフト感のあるマットな風合いの紙を使用。光沢を抑え、つい集めてしまうペーパーアイテムのような雰囲気と、カジュアルすぎない上品さをまとった仕上がりになっている。
イラストが入ったものや全面が鮮やかなカラーのものは躊躇してしまう、という人でも持ちやすいさりげなさだ。

あの頃の気持ちを思い出させながらも、大人の生活や毎日持ち歩く小物とも馴染むように作られた「スコラ」。まさに今学生生活を楽しんでいるみなさんにも、馴染み深くも新鮮な気分で使ってほしい。

誰もが使ったことのあるスクールノートをテーマに作られたダイアリー「スコラ」をご紹介しました。
環境や生活の変化も多い春。
新学期にノートを新調するようなフレッシュな気持ちで、選んでみてはいかがでしょうか。