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2022/11/17

デルフォニックス社員の手帳選び
「悩みも迷いも受け入れてくれる、相棒の1冊」

デルフォニックスで働く私たちにとって、手帳選びは一大イベント。今回は、長年一途にロルバーンダイアリーを愛用しているスタッフに、来年の1冊を選んでもらいました。手帳にまつわる思い出や独自の使い方などとともに、その様子をお届けします。

手帳は、人生を支える「心のバロメーター」

― 選んだ手帳は、アートデザインが素敵な1冊。この手帳とともに、来年はどんな年にしたいですか。

自分の“好き”に正直な年にしたいと思っています。最近は年齢や仕事で使うことを意識して、シンプルな物を選ぶ傾向でした。今年は、同じアートが配されたMOGLEAのハンカチを愛用していたこともあり、直感でこちらに決めていました。手帳を肌身離さずの生活なので、ファッションの一部としてアートを取り入れられるのもワクワクしています。

― 事前のアンケートに、「手帳が心のバロメーターになり、人生を支えてくれた」と書かれていました。この言葉が印象的で、話を聞きたいと思ったのです。昔の手帳も保存されているのでしょうか?

はい。昔の手帳を開きたくなるのは、自信をつけたいときが多いかもしれません。落ち込んだときはもちろん、絶好調なときにも自分を駆り立てたいのか、無意識に見返すことがあります。特に見返すのは、業務管理をしていたTODOリストです。

― TODOリストを見返すとは、珍しいですね。

“こんな量を、こなしていたのだから大丈夫!”“こんなにすごい人と仕事していたのだから自信を持とう!”などと、励ましてもらうために見ている感覚です。

― 手帳が人生の支えとなった瞬間として、特に記憶に残っていることは?

前職で転職を決意しはじめた頃、どうして自分はここで頑張れないのかと落ち込んでしまいました。履歴書を書くために過去の手帳で業務内容を確認していたら、日々こなしてきたタスクの量が目に入ってきたんです。“いや、かなり頑張ってきたし、頑張り過ぎていたくらいだ”と、自分のペースを信じてみようと強く思わせてくれた瞬間でした。単純なTODOリストが自分の心のバロメーターにもなる感覚になったのはこのときです。

長年愛用してきたロルバーンダイアリー

アップデートしながら、自分にあった使い方を探す楽しみ

― 現在の仕事と、手帳の使い方について教えてください。

社長企画室という、デルフォニックスのデザインディレクターである佐藤達郎が率いる部署に所属しています。業務内容は、新規事業やブランディング施策の企画進行をはじめ、取材や社内外の会議に同席しキーワードの整理やアイデア出しをするなど多岐にわたります。

佐藤への依頼や相談は社内外問わず容赦なく飛び込むため、突然優先順位が変わることもあり臨機応変な対応が必要です。様々な方々との関わりも多く、情報の幅も広いため、手帳は出会いの履歴やいただいた素敵な言葉で溢れています。

ラフ画や図を書いて情報を整理することもあり、ロルバーンダイアリーの方眼メモが気に入っていて。“うまく描きたい”と、少し身構える瞬間でもあるのですが、方眼のおかげでさほど余計なことを考えずに書き出せて頼もしいです。

― 使い方に悩むことはありますか?

佐藤のアイデアや思いをいつ何時も逃さず書き留めることも重要な任務なのですが、それが会議の場だったのか外出先での雑談中だったのか、ページを見失ってしまうことに悩んでいました。

そんなとき、仕事でロルバーン インデックスシートを試す機会が訪れ、TODO・会議・フリーとしてメモを3つに振り分けてみたところ、これまでにない安心感に包まれました。各ページに容易にアクセスできるようになり、今では欠かせないツールの一つです。

― 他に、こだわっている使い方があれば教えてください。

毎年次の手帳に移行するときの恒例行事として、クリアポケットの中身を移す選抜作業をしています。様々な紙物をいつも無意識に収納しているので、予想外なものもあり楽しみで。 この作業は、今の手帳に対して“よくここまで付き合ってくれたな”と思う瞬間でもあり、次の手帳にも“よろしく”の気持ちが湧きます。儀式のように入れ続けている宝物の誕生日カードを、お決まりのポジションに入れたら“はい完了!”としています。

次の手帳への移行作業の様子

― ポケットの中身を移すことで「自分の手帳」になるんですね。

はい。書くよりも先に手帳とコミュニケーションができている感覚です。長年ロルバーンダイアリーを愛用していますが、こういった使い方やこだわりなど、自分のスタイルを変わらず受け入れてくれるのが、最大の良さだと感じています。使い方に悩むこともありますが、バージョンアップしながら自分流を探すのも好きなのだと思います。

気分に素直に選ぶデザイン。使い方は、アップデートを重ねて。1年が終わるころには、たくさんの思い出が詰まった1冊が手元に残り、次の手帳に引き継ぐ。一つずつ消したタスク・悩んだ痕跡・誰かに貰ったカード…小さな積み重ねが、いつかふと開いたときに、自分を励ますものになるかもしれません。そんなことを頭の片隅において、みなさんも心に素直に1冊を選んでみてはいかがでしょうか。

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