2025年5月8日(木)、中目黒のカフェ「HALO – Coffee & Moments -」にて、25歳以下のみなさんを対象としたワークショップ「DELFONICS Rollbahn Diary Workshop – Moment Journal -」を開催。
19歳から25歳までの7名の参加者が集まり、それぞれが思い出や感情と向き合い言葉にする時間を共にしました。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
ワークショップのテーマは、「書くということ」を大切にしてきたデルフォニックスが提案する、「モーメント・ジャーナル」。“写真を撮った瞬間を思い出しながらひとこと書き残してみる”という、新しい記録の形です。
ロルバーン ダイアリーを使って、普段は見過ごしがちな小さな感情や出来事に目を向け、言葉にしながら振り返り、気付きを得るーそんな時間を体験していただきました。
今回の読み物では、ワークショップ当日の様子を、写真とともにお届けします。
会場の空気感や参加者のみなさんの様子、「モーメント・ジャーナル」を通して生まれた会話や気付きなどが、少しでも伝わればうれしいです。
「モーメント・ジャーナル」とは?
忙しない日々の中で、ふと心が動いた瞬間を覚えていることは、どれくらいあるでしょうか。
誰かとの何気ない会話や日常の景色、楽しかった時間。その時々は記憶に残っていても、いつのまにか気持ちが流れていってしまうことも少なくありません。
「モーメント・ジャーナル」とは、「書くということ」を大切にしてきたデルフォニックスが提案する、一瞬の感情や記憶を残すための、新しい記録方法です。
使うのは、スマートフォンにある写真や動画。撮った時は特に意識していなくても、心が動いた瞬間の証として残っているものもあるのではないでしょうか。そんな写真を撮った瞬間の記憶や感情に焦点を当てて、素直なひとことから言葉を広げていく記録の方法を、このワークショップを通じてお伝えします。
スマートフォンやSNSに囲まれた毎日だからこそ、あえて紙に書きとめてみる。そうすることで、自分の心の奥底にある本音や気持ちに出会うことができるかもしれません。
ワークショップは、夕方17時からのスタート。日が傾き始めた頃、学校や仕事終わりの方も含め、参加者のみなさんが順に会場へと集まり始めます。お一人での参加からご友人同士まで、さまざまなスタイルでご参加いただきました。
受付を済ませた後、最初のステップは「自分の1冊」を選ぶことから。
会場には2025年3月始まりのロルバーン ダイアリーをご用意しました。ひとつひとつ手に取りながら、スタッフと話したり、互いに相談し合ったり。初めて使う方も、いつも愛用しているという方も、それぞれに「これだ」と思える1冊を見つける様子が印象的でした。
その後はカフェカウンターでお好きなドリンクをオーダーし、ロルバーン ダイアリーとともに席へ。
落ち着いた空間に、少しずつ会場にやわらかな空気が流れはじめます。選んだ1冊を手に、参加者同士で自己紹介をしたり、スタッフと話したり。ワークショップが始まる前から、自然と会話が生まれていました。
参加者がそろい、ワークショップがスタート。
まずはロルバーン ダイアリーの機能やラインナップ、表紙デザインなどについて、スタッフから簡単にご紹介。普段からロルバーンシリーズを愛用してくださっている方も多く、うなずきながら耳を傾ける姿も見られました。
その後は、「モーメント・ジャーナル」の考え方と、実際の書き方についての説明がスタート。
ワークの最初のステップは、参加者に事前に選んできていただいた1枚の写真や動画をもとに、直感で「ひとこと」を書くこと。
「まずは、写真を見て浮かんだ言葉を、そのまま書いてみましょう」
そうスタッフが声をかけると、ページをめくり、ゆっくりとペンを動かす音が聞こえてきました。
「この日すごく楽しかった!」「中学の友達と再会して懐かしかった」「これを見ると今でも少し切なくなる」
正解はなく、自分の感じたことをそのまま文字にしてみる時間。ほんのひとことの短い言葉から、何気ない瞬間の記録が始まります。
次のステップでは、「ひとこと」に少しずつ表現を加えていくワークへ。
「人物」「場所」「出来事」「感情」「気付き」──5つの視点をヒントに記録をふくらませることが、「モーメント・ジャーナル」のポイントです。
誰かとのさりげない会話、ふとした風景やその場の空気、自分が感じた気持ちや気付き。
順を追って書いていくことで、一文ごとに思い出が立ち上がり、記憶が鮮明になる。そんな書き方を例文とともにご紹介した後、参加者のみなさんも思い思いの言葉を「ひとこと」に書き加えていきます。
書き終わった参加者からは、「普段から日記は書いているけれど、今回はより具体的に書けて、鮮明に思い出しやすくなった」という感想も。
ただ起こったことを記録するだけでなく、順を追って言葉にしていくからこそはっきりする記憶の輪郭に、改めて気付かされたという声が印象的でした。
ワークの後半は、スマートフォンの中の写真や動画を見返しながら、この1週間を振り返り、6日分の写真を選んで実際に記録する時間。
テーブルに置かれたスタッフのサンプルを参考にしながら、各々が自分のペースで書き進めていきます。
20分ほどの時間でしたが、「意外と6日分書けた」「時間が足りないくらいだった」という声も。手が止まらないまま集中して書き進める方も多く見られました。
ワークの最後は、ロルバーン ダイアリーのマンスリーページを使い、書いた記録に合わせて気分をカラーシールで表現する工程。月ごとに見返すと「今月は意外と気分の波があったな」「落ち着いた1か月だったな」など、直感的に心の動きを振り返ることができるのがこのワークの面白さのひとつです。
1日の中でも気持ちは変化する、だから一つではなく複数の感情を重ねて貼ってみる。そんな工夫も見られ、色とりどりの表現にあふれた時間となりました。
ワークが終了する頃には、会場のあちこちで会話が始まり、書くことに集中していた空気も少しずつにぎやかに。
「普段どんなふうに手帳を使っている?」「そのページのレイアウト、素敵ですね」「このシールの重なり、きれい!」
隣同士でページを見せ合うところから始まったシェアタイム。終わる頃には全員が輪になって、今日の感想や手帳の使い方について、共有し合う時間となりました。
一人で書く時間もいいけれど、誰かと感情や記録を分かち合うことで、より「書くこと」を楽しめる。そんな実感が、参加者の声からも伝わってきます。
帰り際には連絡先を交換する参加者の姿も。「同世代で、手帳や文房具の話をできる場があってうれしい」という言葉にこちらもうれしくなります。
「文章量や完成度にこだわらなくても、気軽に書けると気付いた」
「いつも一人で書いていたけれど、誰かと共有できるのがうれしかった」
「写真から思い出して書くのが面白かった」
「ひとこと日記よりも具体的にその時の気持ちや情景が浮かんできて、見返したくなった」
「他の人が書いたものにそれぞれ個性があって、見るのが楽しかった」
そんな声とともに幕を閉じた今回のワークショップ。
何気ない日常の中にある、小さな感情や出来事をすくい取って、自分の言葉で残す。そんなモーメント・ジャーナルの時間が、これからの日々を大切にするきっかけになればうれしいです。
これからも、ロルバーン ダイアリーとともに、「自分らしい、“書くこと”との向き合い方」を見つけるお手伝いができたらと思います。
ご参加くださったみなさん、本当にありがとうございました。
次回のワークショップも、開催に向けて現在準備を進めています。
詳細は近日中にご案内を予定していますので、このレポートで「自分も体験してみたいな」と思ってくださった方は、ぜひ楽しみにお待ちください。