デルフォニックスのスタッフがリアルに書いた日記を、リレー形式で公開する企画「つづるリレー」。こちらの読み物では、参加した手帳チームメンバーによる座談会の様子をお届けします。 後編となる今回は、新たな一冊選びと、それぞれの「これから書きたいこと」について話しました。
前編はこちら
座談会後半は、先日発売となった、2025年版ダイアリーから、新たな一冊を選ぶところからスタート。
―手帳選びにも個性が現れていますね!まずはロルバーン ダイアリー派のみなさんから、選んだ理由を教えてください。
Yさん
メタリック A5 シルバーを購入しました。仕事用では長年A5サイズを愛用していて、日記用としても自由に物を貼ったりイラストを描いたりしやすそうだなと思ったのが理由です。登山とかスノーボードのルートマップなど紙物は、A4サイズが多いので、二つ折りで収納できるのも便利です。
Aさん
私も長年ロルバーン ダイアリーを使っていて、デザインは落ち着いた雰囲気のものを選ぶことが多いです。今年はオム L グレージュに。色味と質感、ロゴの繊細さが好みです。つづるリレーで書き始めた日記に加えて、最近始めた趣味の手芸記録をしたいと思っています。作りたいものや、買いたい材料とか。
Hさん
素敵な趣味!
私も同じオム Lにしました。Aさん同様、このシックな佇まいが気に入っていて、ダークブルーをセレクト。つづるリレーではA5サイズを選んだのですが、次はページが埋まることの達成感を味わいやすいLサイズに。ページを分割せず、一日一ページで書いてみようと思っています。
Iさん
私は、MOGLEA D柄とGiacomo Bagnara花柄の2冊持ちにしました。
Yさん
どちらも直営店限定柄!
Iさん
確かに!笑 自分にしっくりくるデザインを選びました。MOGLEAはデルフォニックスに入った頃「似合うね」と言ってもらったのが嬉しくて毎年使っていて。Giacomo Bagnaraの花柄は、陶器やアクリルで作られた“枯れない花”を趣味で集めているのもあり、一目惚れでした。プロテクター カレンダーを合わせています。日記との付き合い方も分かってきたので、今年は仕事用とプライベートの日記用を分けてみようと思います。
―デルフォニックス ダイアリーを選んだみなさんはいかがでしょうか。SさんとNさんは、つづるリレーではロルバーン ダイアリーを使っていましたね。
Sさん
B6マンスリー リネン グリーンを選びました。引き続きドイツ語を記録するにあたって、生地張りの表紙のアルバム感と、何よりしっかりドイツ語のタイポグラフィが光っているのが用途と気分にマッチしています。今回は持ち運びやすさを意識して、ロルバーン ダイアリーよりも薄いマンスリータイプにしてみようかと。
Nさん
カタログを作っていた時にデザインに一目惚れして、マンスリー パズル Aに決めていました。普段インナーキャリングのMサイズを持ち歩きバッグとして使っているので、そこに入ってかさばらないサイズ感もうれしい。マンスリーですべての予定を一元管理、後ろのメモで「欲日記」を継続予定です。先ほどのHさん同様、一冊使い切った充実感が欲しくて、あえてこの薄さにしてみました。
―OさんとRさんは、デルフォニックス ダイアリーを継続ですね。
Oさん
私は、つづるリレーでも使ったホリゾンタルタイプが書きやすかったので、今年も継続しようかと。そんなに書けないだろうと思っていたのですが、想像以上に書きたいことが多かったので、サイズアップしてB6にしてみました。推しチームのカラーを意識して、チェック ダークグリーンをセレクト。
Rさん
使ったことのないレフトタイプにも挑戦してみたくて、B6ランドスケープ Aにしました。決め手は、メンズが持っていてもかっこいい、デルフォニックスらしい配色とデザイン。仕事用として、毎週のメモページに会議の記録をしたいと思います。
Yさん・ Oさん
ランドスケープと悩んでいました…!
Rさん
社内人気が高い!笑
―1年間通してデルフォニックスのダイアリーと向き合っている手帳チーム。あえて個人的に好きだな!と思うポイントを正直に教えてください。
Sさん
自分に合う手帳を探して色々試している途中なので、選べる幅がしっかり用意されている良さを感じます。毎年自分の状況や置かれている環境も変わり、マッチする手帳も変わっていくものだと思うので。合うフォーマットが見つかる安心感だけでなく、その先に表紙のデザインバリエーションもあって、選ぶのも楽しいというのが良いですよね。
Nさん
分かる!私は、デルフォニックスに入ったばかりの頃は気合いが入っていたのか、パキっとした白紙にブルーの文字の1月始まりを使っていて。その後少しずつ自然体でいられるようになって、今は10月始まりの優しい白とオレンジの文字がしっくりくるようになりました。自然に自分の状態に合うものへと移行できる、というのは嬉しいですよね。
Oさん
デルフォニックスに入社する前から長年使っていて、ダイアリーを持って面接を受けた記憶があります。使い続けている一番の理由は、主張しすぎないフォーマット。これまでさまざまな手帳を使ってきましたが、罫線や文字の濃さによっては、パッと開いた時に自分の書いた文字が目に入ってきにくいなと感じるものもあったりして。その点、デルフォニックスのダイアリーは、余白やフォーマットの配色、線の太さなどが心地いいなと感じています。今回改めて向き合ってみて、やっぱりしっくりくるなと再確認しました。
―ロルバーン ダイアリーを愛用している方々はいかがでしょうか。
Yさん
手帳というとまずは表紙のデザインに目が行きますが、私も他のダイアリーを表紙買いしても結局続かなかった、という経験が何度もあって。ロルバーン ダイアリーは、フォーマットに当てはめなくてはという義務感がないのが、ストレスなく使い続けられている理由かなと思います。
Iさん
学生時代は、革のダイアリーを何年も使っていました。思えば、その蓄積の重みに安心感があったのかも。社会人になってもう少し軽やかな気分でいたいと思うようになった時に、私もロルバーン ダイアリーの自由でタフな感じがしっくりきて。手帳にコントロールされるというより、自分の手でコントロールできているという感覚が心地いいです。
―みなさんのお話から、日記や手帳を書くにあたって、自分と向き合い試行錯誤した過程が、とても伝わってきました。「一緒に日記を書く」という企画はここで終わりますが、それぞれ今後どんなことを書いていきたいですか?
Rさん
基本的に自分にとっての「書く」は仕事についてだったのですが、みなさんの話を聞いてみて、自分も振り返る楽しみや、心の内を書き出す感覚を知りたいなという思いが芽生えました。真面目なモードになってしまって、あまり「楽しい」という感覚はなかったので。笑
これからは、プライベートのことや趣味のことなど、自分が楽しいと感じるテーマについても書いてみようかなと思っています。
Sさん
「自分の頑張りが見えて自信になる」「客観的に自分の状態が見えたりする」というお話を聞いて、書くことやそれを振り返ることの良さを再確認しました。日記はこれをきっかけに再開したいですし、仕事用でも同じように自分に合う使い方をいろいろ試しながら見つけていきたいですね。
Yさん
私は、日記は「多分続くかな」という感じです。ゆるく、続けられるときに続ける、くらいの関係が自分にはちょうどいいし、楽しく書くことが一番大切だなと改めて感じました。書けない日があっても罪悪感を覚えない程度の距離感を保って、長く心地よく手元にあるようなものにしていきたいです。
Hさん
私は、引き続き仕事のスケジュール管理は、基本的にデジタルかな。その一方で、手書きによる新しい気付きもありました。遊びに近いような、余白のようなもの。いい意味で、書かなくてもいいようなことや、無駄に感じられるような些細なことも、書いてみると結果的にそういうものが自分を作っていくのかも、と思っています。自分のコンディションが良い、悪いなんて、パソコンに文字を打ち込んでいる時は考えたこともなかった。笑 デジタルとはまた違う役割のものとして、時間を作って継続したいと思います。
―長年手帳を使っていたり、試行錯誤中だったり、普段はあまり日記や手帳を書かなかったりと、さまざまな8人が集まったからこそ、たくさんの気付きがありましたね。
Nさん
この座談会自体がとても楽しかった!みんなの話を聞いて、また色々な「書く」ことに挑戦したいというワクワクした気持ちです。もっといろいろな人とそれぞれの「書く」ことについて話したくなりました。
Iさん
よりチームメンバーのことも知れる機会にもなって嬉しかったですね。つい習慣にしたい、継続したいという気持ちになってしまうけれど、自分の中で方法やペースを決めつけないことの大切さを感じました。みなさんのさまざまな「書く」スタイルから、取り入れたり見直したりしながら、柔軟に向き合っていたいなと思います。
2本の読み物にわたってお届けした座談会の様子、いかがでしたか。
日記の中身も書き方も、選んだダイアリーも向き合い方も、誰一人として同じものがない、その違いを楽しめた時間となりました。
みなさんにとっての「書く」ということや、日記や手帳との付き合い方を考えるきっかけとなればうれしいです。
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