定番となったロルバーンダイアリーの魅力は、自由度と包容力の高さ。使い手に合わせて様々に活用できるシンプルなフォーマットが、個性となっています。
その一方で、自分なりの使い方を見つけるまで悩んでしまうという人も多いのでは。
また、なんとなく使っているけれど「もっと使いこなせるのでは?」と感じていたり、生活の変化で今の用途にしっくり来ていない人もいるかもしれません。
そこで、今改めてその使い方のヒントを、お届けすることにしました。 気軽に自由に、試してもらえたら嬉しいです。
今回取り上げるのは、ロルバーンダイアリーの表紙を開いて、年間カレンダーをめくった次のページ。表のようなフォーマットに、ドイツ語で書かれた文字“Jahresplan”は、日本語で“年間計画”の意味。
「年間の予定を一様に管理できるページ」として収録しているが、先の予定も直接マンスリーページに書きこんでしまって、こちらのページはなんとなく活用しきれていないという人もいるのでは。ロルバーンダイアリーの大部分を占めるのはマンスリーページとフリーメモだが、せっかくなら1冊まるごと使いこなしたい。
ロルバーンダイアリーの年間計画。特徴的なのは、月と日付が表のように配置され、日・祝のみ色がつけられたシンプルなフォーマットだ。余分な情報がないため、どんな情報でも書きやすく、長期の予定管理や収支記録、勤怠管理など様々な用途に対応できる。
収録されているのは、手帳の始まり月から18か月分。つまり、マンスリーの収録月より少し先まで。例えば2023年の3月始まりなら2024年8月までを書いておくことができ、半年後の予定が入っても書き漏らすことなくスムーズに使える。
18か月分が6ページに収められている年間計画。1日あたりに書けることは限られている。
どんな用途にしてみたらもっと手帳を楽しく使いこなせるか、そのヒントとなるような4つのアイデアを実際のページに書いた様子とともに見ていこう。 まずは気になる用途を探して、試してみるところから。合わないと思ったら別の使い方に乗り換えるもよし。1年かけてしっくりくる用途を見つけるのも楽しい。
毎日少しずつ変わる、心と体の調子。記録することで「この時期は体調を崩しやすいな」「何曜日は毎週調子がいいな」と、これまで見えなかった些細な傾向が見えてくるかもしれない。急な体調変化などがあっても、日々の記録があれば冷静な判断ができる。
体温や体重、歩数や運動時間。表のような年間計画ページにうってつけな数字の記録はもちろん、数値で測れない心の調子なら色や簡単なメモでメンタルログを付けてみてもいい。 また、本格的な日記は続かないが挑戦したい、という人には一言日記がおすすめ。よかったことや嬉しかったことなどの記録をしておけば、前向きな感情に目を向ける習慣がつく。
読書や映画、雰囲気のいいカフェや美味しいお店を巡ること。好きな作品や人を応援すること、自分だけの時間を確保してやりたいこと。生活を豊かにする趣味をもっと充実させるための記録もおすすめだ。
書き残しておくことに憧れはあっても、1から専用の手帳やノートを作るのはハードルが高いもの。読書記録なら読了日にタイトルを書いたり、応援している人がいるならライブのチケット情報やリリース日を整理したり。まずは一言メモのような感覚で、小さなスペースから始めてみてはどうだろう。1か月、3か月、1年と蓄積していく「好きな物に触れた時間」。後になって見返すのも楽しくなりそうだ。
マンスリーページとフリーメモは仕事用にして、年間計画ページだけは好きなことを書く、という使い方もできる。仕事中の疲れた瞬間にちらっと楽しい記録が見えたら、ふっと肩の力を抜いてもう少し頑張ろうという気持ちになれるかもしれない。
今年中にこの資格を取得したい、今年こそは運動習慣をつけて健康になりたい。そんな目標の達成は、毎日の習慣を積み重ねた先にあるもの。年間計画ページは、そんな習慣化のためのツールとしてもぴったりだ。
おすすめはマーカーやカラーペンを使って、パッと見て分かる記録の仕方。
毎朝7時に起きる、寝る前に筋トレをする、などの小さな習慣は、記入欄を線で区切って塗りつぶすことで簡易的なハビットトラッカー(習慣のチェックリスト)に。資格勉強なら、時間に合わせてマーカーを引きグラフのように。 可視化されて積み重なった日々達成できたことや頑張った時間は、自信にもつながる。
今は年間計画ページを活用できていないという人には、こんな+αの使い方をご提案。
特になくても困らない情報だけれど、毎日にあったら少し気分がワクワクするような記録はどうだろう。
例えば、月の満ち欠けや流星群などの天体カレンダー、365日何かしら設定されている○○の日、毎朝ちらっと見るのが習慣化している占いの順位などを書き留めてみる。 必要な情報で詰まっている手帳に、ほんの少しの遊びごころを。書くことをきっかけに、小さなワクワクを収集してみよう。
年間計画ページを使いこなすアイデアを、様々な切り口でお届けしました。みなさんの生活や仕事、趣味などから、しっくりくる用途は見つかったでしょうか。
幅広いスタイルを受け入れて使い手の生活に馴染むロルバーンダイアリー。 一冊まるごと、自由に使いこなしてもらえたら嬉しいです。
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