マス目の広い月間ページと、豊富なメモが魅力のロルバーン ダイアリー。さまざまに活用できるシンプルなフォーマットが個性である一方で、使い方に悩む人も多いのではないでしょうか。 そこで、今改めてその使い方のヒントを、連載企画としてお届けしています。

第一弾：年間計画ページの使い方
第二弾：メモページを使った、日記の書き方
第三弾：ロルバーン専用アクセサリーを使ったセットアップ
第四弾：資格取得や勉強のための使い方
第五弾：2冊持ちのススメ
第六弾：マンスリーページで書く一言日記
第七弾：「気になる」をストックするメモページの活用法
第八弾：使い始めの時期にやりたいこと

今回は、番外編として、ダイアリーと一緒に使うペンに注目。
ロルバーン ダイアリーに実際に書いて、複数のカラーボールペンの色と見え方を比較してみました。違いを見比べながら、ペン選びの参考にしてもらえたらうれしいです。

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クリーム色の紙と、カラーボールペン

ロルバーン ダイアリーの特徴である「クリーム色の紙」。
クリーム色の紙は、白い紙より文字を書いた時のコントラストが抑えられるため目に優しい。ペンによっては、白い紙に書いたときの印象と異なるものもあるため、実際にクリーム色の紙に試し書きをしてみたい人もいるのでは？

そこで今回は、ダイアリーと一緒に使われることの多いレッド、ブルー、グリーンと、クリーム色の用紙と相性のいいオレンジの0.5mmゲルインクボールペンを集めて、ロルバーン ノートダイアリーで色見本を作ってみた。

これだけでも、同じ「レッド」「ブルー」「グリーン」「オレンジ」とされるボールペンの中でも、色や濃さに違いがあることが分かる。
一覧にしてみると「いつも使っていたこの赤は深めの色だったんだ」「この青は少しエメラルドっぽい」など、見慣れた色にも新鮮な発見があり面白い。

それでは、色ごとに詳しく比較してみよう。

「レッド」系ボールペンを書き比べ

マンスリーページの、1日（水）～9日（水）までの9色が「レッド」系。
使用したのは、こちら。

今回は、「赤」「レッド」と表記のあるものに加え、カラフルな色に抵抗がある人でも使いやすい落ち着いたカラー「カシスブラック」「バーガンディ」なども書き比べてみた。

同じ「レッド」でも、「SARASA CLIP」や「Juice」は少し黄味があるレッドで、「uni-ball one」や「ENERGEL」はほんのり青みのあるレッドに見える。また、深みのある「SARASA CLIP カシスブラック」「ENERGEL バーガンディ」「Juice up クラシックグロッシーレッド」も、こう見比べてみると、紫っぽく見えるものや茶色っぽく見えるものなど、はっきり異なる。

ダイアリーに書く情報の中でも、締め切りや重大なイベントなど、最も強調したい箇所に使うことが多いレッド。とはいえ、色の主張が強すぎると開くたびにストレスに感じたり、他の情報に目が行かなくなってしまったりすることも。

どの程度目立たせる必要があるのか、自分の使い方や性質に合わせて、鮮やかで発色の濃いものを選んだり、落ち着いたカラーを選んだりすると良さそうだ。

「ブルー」系ボールペンを書き比べ

マンスリーページの、10日（金）～17日（金）までの8色が「ブルー」系。
使用したのは、こちら。

ブルーのボールペンは、レッドよりもさらに色味の違いが分かりやすい。
「青」「ブルー」表記のカラーを見比べても、紺色や紫色に近い深い色や、鮮やかな明るい色、若干くすみがある色などさまざま。
落ち着いたカラーとしてピックアップした「SARASA CLIP ダークブルー」や「Juice up クラシックグロッシーブルー」は、深みがあり、ブルーブラックに近い印象。よく見るとこちらも色味に差があり、前者は濃い紺色、後者は少し光沢感があり深緑のようにも見える、不思議なカラーだ。

一般的にブルーは、レッドの次に重要な情報全般に使うイメージの、出番の多い色。また、心を冷静に保ち集中力を高める効果があるとも言われるため、ブラックの代わりにメインカラーとして使っている人もいるのでは。

クリーム色の紙との相性を考え、ロルバーン ダイアリーではマンスリーフォーマットのメインとして、文字や罫線にブラックよりも優しいダークブルーのカラーを使用している。

登場頻度が高いからこそ、フォーマットカラーとの組み合わせがしっくりくる色や、自分の心が落ち着く色を見つけてみてほしい。

「グリーン」系ボールペンを書き比べ

マンスリーページの、18日（土）～25日（土）までの8色が「グリーン」系。
使用したのは、こちら。

「癒し」や「リラックス」のイメージがあり、レッドやブルーと比較すると控えめな印象のグリーンは、補足情報やメモ書きとして使うのにおすすめのカラー。
スケジュールの詳細を追記したり、長期的に考えたい事柄を書き留めておいたりするのに便利だ。

グリーンも、書き比べてみるとブルー同様に色味の違いがはっきりと出た。
「uni-ball one グリーン」や「SARASA CLIP ビリジアン」 は黄みが強く、「Juice グリーン」「Juice up グリーン」「FRIXION BALL グリーン」は青みが強いグリーン。ナチュラルで落ち着いた色もあれば、少しポップな可愛らしい色もあり、印象も大きく異なる。
みなさんの想像する「グリーン」に一番近いのはどれだろうか。

もちろん単色の好みで選ぶのも良いが、組み合わせによってはブルーと似た印象になる色もある。どの程度情報を区別したいのかによって、ブルーとの相性で選ぶのもおすすめだ。

「オレンジ」系ボールペンを書き比べ

マンスリーページの、26日（日）～31日（土）までの6色が「オレンジ」系。
使用したのは、こちらのボールペン。

クリーム色の紙に馴染む色として、ピックアップしたオレンジ。
これまでのカラーと比べるとパッと見た時の印象は全体的に似ているが、よく見ると黄色に近いものからサーモンピンクのようにも見えるものまで、微妙な色味の違いがある。

また、明るい色だからこそ発色の差が分かりやすい。
濃い発色で目に入りやすい「SARASA CLIP レッドオレンジ」や「ENERGEL」はレッドの印象に近い。気分を変えたい人や、レッドでは強すぎると感じている人は代わりとして使ってみてはどうだろう。

淡い発色と少し白みのある色味の「Juice」や「FRIXION BALL」は、主張せず紙に馴染むカラー。通院の予定や家族のこと、仕事用のダイアリーに少しだけプライベートの予定を書く時など、パーソナルな内容にもおすすめだ。

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新しいダイアリーの使い始めとともに、筆記具も心機一転見直したくなる時期。
気に入ったカラーは見つかりましたか。
みなさんがすでに持っているペンも、ロルバーン ダイアリーに改めて書いて色を見比べてみると、新鮮な気付きがあるかもしれません。

ダイアリー選びと同じくらい、ペン選びも奥が深いもの。 何色を使い分けるか、どの組み合わせがよさそうか。自分の好みやダイアリーの使い方、色の持つ機能や印象をすり合わせながら、しっくりくる自分だけの定番を見つける過程も楽しそうです。