デルフォニックス手帳の中で、長年愛されている干支シリーズが2023年で20年目を迎えました。20年間のデザインと共に、その魅力をお伝えします。
2004年、申(さる)年より登場した干支手帳。その年の干支をモチーフにしたイラストが描かれていて、毎年楽しみにしているリピーターが多いマンスリー手帳だ。20年経った今も変わらず愛されている理由を、過去のデザインとデザイナーのコメントを交えて見てみよう。
「発売してから数年間は、デルフォニックスの手帳の魅力の一つでもあるカラフルな表紙に、干支のイラストを黒の線だけで描いたものでした」と話すのは、発売後5年目となる2008年の子(ねずみ)年から現在まで制作を担当しているデザイナー。
初代の担当によって作られた基礎を引き継ぎ、少しずつ変化を持たせながら制作した中で、「2010年寅(とら)年は、最も思い出に残っているデザイン」とのこと。ひとつのきっかけになった年だったという。
「今まで干支は横向きに描かれていたのですが、初めて正面を向いたデザインを採用しました。また、干支である寅自体に、色を加えたのもこの年が最初です」
寅年の手帳をきっかけに、色のバリエーションも増え、構図も広がった。動物たちの日常を切りとった、今にも動きだしそうな表情がとても楽しい。
「実際に、モチーフとなる動物の性格や習性などを念入りに調べて、そこからデザインに落とし込んでいる」のだという。
例えば、2016年の申(さる)年のイラストは、さるの代表的な動作の一つであるぶら下がっている姿の二匹。一匹は、指を咥えているしぐさ、もう一匹は尻尾で遊ぼうとする姿が愛らしい。2019年の猪(いのしし)年は、親子で登場。“嗅覚に優れている”という特徴を表した匂いを嗅ぐしぐさに加え、親を見つめる子供の姿が観察できる。動物の習性に加え、愛らしい日常風景が描かれているのが魅力だ。
20年目を飾る2023年の卯(うさぎ)年のイラストは、どんな感じに仕上がっているだろうか。2011年同様、うさぎの暮らしぶりを見るようなイラストがポイントになっている。
「群れで生活していることが、特徴でもあり、うさぎらしい可愛さでもあるので、ファミリーで描くことは必須でした。その中で一匹ずつキャラクターを描き分けたいと思っていました」
また、この手帳のもう一つのポイントは、表裏で完結するデザインだ。両面を広げた状態で見てみると、イラストの奥に、野原に5匹のうさぎがいるような背景が浮かんでくる。ぜひ、購入後は、広げた状態で眺めてほしい。そうすることで、この干支手帳へ愛着が沸いてくるだろう。
手帳は毎日共にするものだからこそ、愛着の沸くものがいい。少しずつ変化を持たせながら描かれてきた、動物たちの習性に加えて愛らしい日常風景まで楽しめる表紙は、毎日持っていても飽きないデザインであることと同時に、来年に近づくにつれて、「どんなデザインに仕上がってくるだろう」とわくわくさせてくれる。そんな楽しみがある干支手帳の長年愛されている理由が分かった気がする。
今年も干支シリーズの文具が数量限定で登場!
数年前より、干支手帳の表紙デザインのロルバーン ポケット付メモが直営店限定で登場していることをご存じでしたか。
今年は、ロルバーン ポケット付メモ Lのほかに、リングタイプのロルバーンに取り付けることが出来るブックマークが発売されます。
年末年始のご挨拶や、卯(うさぎ)年の方へ贈り物にもおすすめです。
また、ロルバーン ポケット付メモ ラビット Lまたは、ロルバーン ブックマーク ラビットのいずれかご購入で、限定ステッカーをプレゼントいたします。
無くなり次第終了となります。
発売日:
デルフォニックス 大阪、スミス各店 2022年11月26日(土)~
スミス 札幌ステラプレイス、エキエ広島、JR博多シティ 2022年11月27日(日)~
DELFONICS WEB SHOP 2022年12月2日(金) 11:30~
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