自由度と包容力の高さが魅力の、定番ロルバーン ダイアリー。さまざまに活用できるシンプルなフォーマットが個性である一方で、使い方で悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで、今改めてその使い方のヒントを、連載企画としてお届けしています。
第三弾では、使い始めの今の時期に合わせ、ロルバーン ダイアリーをもっと自分らしく使うためのセットアップ方法をご紹介。
「楽しい読み物」企画担当の筆者が実際に購入したロルバーン ダイアリー(直営店限定 MOGLEA A柄)をセットアップしながら、カスタマイズの様子をお届けします。
長年愛用してくださっている方はもちろん、はじめて購入したものの使い方に悩んでいるという方もぜひ、ロルバーン ダイアリーをお手元に一緒に試してもらえたら嬉しいです。
手元にロルバーン ダイアリーを用意したら、まずはメモページを開こう。この手帳にどんなことを書きたいのか、考えるところからセットアップは始まる。
ラフに箇条書きにしてもいいけれど、おすすめは1つずつ付せんに書くこと。貼ってはがせる付せんは、後で整理する時に役に立つ。さらに「仕事」「プライベート」など大まかな分類で色分けしておくとより分かりやすい。
ポイントは、「書ききれないかもしれない」と不安に思わず素直に考えること。悩んだ時はこれまで使っていた手帳を見返してみると、自分がどんなことを記録したいのかが見えてくるはずだ。
筆者が書き出してみると、下記のようになった。
■仕事
・仕事のスケジュール(会議や出張の予定、締切など大きなもの)
・毎日のTODOリスト(今日やること)
・週や月ごとのタスクメモ(今月中にやること、今週中にやること)
・会議のメモ
・企画案などの思考整理用メモ
・前の手帳から引き継ぎたいマニュアル(付せん、切り離したメモ)
■プライベート
・プライベートのスケジュール(出かける予定など、少しだけ)
・友達の誕生日
・収支の記録(金額のみ)
・気分のあがるシールや趣味の関連グッズ
書き出すことができたら、次はどのページを何に使うか振り分けていく作業。
ロルバーン ダイアリーを構成する各ページは、用途もさまざまだ。それぞれの役割を下記のように捉えて、書いた項目を振り分けていこう。ひとつのページにひとつ、と思わず、性質に合ったところへ自由に置いてみるのがポイント。先ほど付せんをおすすめしたのは、ここで間違えた時でも後から訂正しやすいためだ。
・年間カレンダー : 日付以外の情報が最低限で良いもの
・年間計画ページ : 一日単位で長期的に記録したいもの
・マンスリー : 月や週で見渡して管理したいもの
・フリーメモ : 自由に書きたいこと、一日あたりのボリュームの予測が難しいもの
・黄色台紙 : 貼っておいてすぐ見返したいもの
・クリアポケット : 常に持ち運びたいもの、保管しておきたいもの
先ほど書き出した項目を振り分けたのがこちら。
+αの小さな情報である「友達の誕生日」「収支の記録」は開いてすぐの年間カレンダーと年間計画ページに。仕事とプライベートの長期的なスケジュールはマンスリーページで色分けして管理。週や月単位のタスクもカレンダーの右側と下の余白スペースを活用。
メモページに書きたいのは、自由に書きたい「TODOリスト」「会議メモ」「思考整理メモ」の3つ。前の手帳から引き継ぐマニュアルや持ち歩きたいシールなどは、後ろの色台紙、クリアポケットを活用することにした。
このように使い始めの時点で振り分けておくことで、「どこに書こう」という悩みが減る。 物の定位置を決めておくと部屋が整うように、手帳の中身も自分らしく整理することで気持ちよく使い始めることができそうだ。
「メモページに書きたいことが複数あって、どこに何を書いたか分からなくなりそう…」
「コラージュをたくさんしたいけれど、紙の凹凸で文字が書きにくくなるのは嫌…」
「ポケットに収納したいものが入りきらないかも…」
内容を振り分けて使い始めを想像してみたら、こんな不安が浮かび上がってきた人もいるのではないだろうか。
手帳を使う中での小さな悩みを解決し、もっと自分らしくもっと便利に使うためのカスタマイズアイテム。ロルバーンシリーズにはそんな専用アクセサリーが揃っている。
なんとなく存在は知っているけれど使ったことがない、もしくは初めて知ったという方のために、そのラインナップを悩み別にご紹介。
用途に合ったものを組み合わせて、自分だけの一冊を作ろう。
1.「項目ごとにページを分けたい」「ダイアリーとメモを分けておきたい」
…「インデックスシート」
張りのあるPP素材の3枚のシートで、メモページを項目ごとに分けたり、ダイアリーページとメモページの区切りとして使ったり、用途はさまざま。
一冊の手帳に色々なことを書きたい人におすすめ。
2.「クリアポケットに入れたいものが入りきらない」「よく取り出すものを持ち歩きたい」
…「スライダーケース」
付せんやシール、クリップなどの小物を収納できるケース。少し厚みがあるものも収納可能なのが嬉しい。収納力を高めたい人におすすめのアイテム。
3.「いろいろ切り貼りしたいけれど、凹凸で文字が書きにくいのは嫌」「ペンをセットして持ち歩きたい」
…「下敷き」
ロルバーンにセットして使えるタイプの下敷き。グリッドとルーラーがプリントされているため、ガイドのようにも使用可能。PVCのペンホルダー付きで、どこでもすぐに滑らかな筆記を楽しめる。
4.「使っているページにすぐアクセスしたい!」「マークしたいけど、頻繁に付け替えたい!」
…「ブックマーク」
簡単に着脱できる専用ブックマーク。ノートを閉じた状態でも上部が目印になるのですぐにアクセス可能に。ロルバーンダイアリーの表紙とお揃いのデザインもあるため、組み合わせも楽しめる。
5.「お気に入りの表紙を傷つけずに使いたい!」
…「プロテクター」「カバー」
ロルバーンアクセサリーには、表紙を保護する専用アイテムも。
リングに取り付けて使うプロテクターは表紙のみに重ねるタイプなので、折り返して使用する時も邪魔にならない。裏表紙も含めて全体をカバーしたい人は、リングに沿ってスリットの入った専用カバーがおすすめ。どちらもクリア素材なので、表紙のデザインを隠さずに使える。
6.「イラストなどでデコも楽しみたいけれど、あまり得意ではない…」
…「テンプレート」
ページのカスタマイズに便利なマーク、イベントアイコン、矢印や吹き出しを簡単に書けるテンプレートで、手帳デコレーションを気軽に楽しめる。二か所の穴をリングにセットして使えるので、持ち運びも簡単。 紙面もかわいく活用したい人におすすめ。
気になるアクセサリーは見つかっただろうか。
今回は、いろいろと組み合わせを試した後、4つのアクセサリーをセットすることに。
吟味して選んだお気に入りのMOGLEAデザインをきれいに使えるよう、表紙にはプロテクターを取り付け。
マンスリーページには、スムーズにアクセスできるように紙面を邪魔しないクリアのブックマーク、メモページは表紙に合わせたホワイトカラーのインデックスシートで「TODOリスト」「会議メモ」「思考整理メモ」の3つに分けた。 さらに、厚みのある付せんと気分を上げる可愛いシールやマスキングテープを収納するため、巻末にはスライダーケースをセット。
選んだアクセサリーを使いやすいページに取り付け、前の手帳から引き継ぎたいものを収納したら、セットアップ完了。
袋から出したばかりだった新品の手帳に少し厚みが生まれて、「自分のもの」という愛着が湧いてくる。
最初のカスタマイズは、あくまで最初に想定している用途に沿ったもの。使いながら「こんなことも書きたい」「これもっと便利にならないかな」と新たな悩みも生まれてくるかもしれない。アクセサリーを変えてみたり、書くことを整理してみたりしながら、自分にフィットする手帳を作っていくのも、ロルバーン ダイアリーの楽しみ方のひとつだ。
来年はどんな年になるだろうかと想像しながら内容を考えアクセサリーを選ぶ時間。 一年間楽しく使うためのはじめの一歩、ぜひ試してみてはどうだろうか。
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