<< 一覧に戻る
2024/9/26

定番ロルバーン ダイアリーの使い方ヒント集 Vol.8
「充実した1年を計画する、新しい1冊の使い始めにやりたいこと」

自由度と包容力の高さが魅力の、定番ロルバーン ダイアリー。さまざまに活用できるシンプルなフォーマットが個性である一方で、使い方で悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで、今改めてその使い方のヒントを、連載企画としてお届けしています。
今回は、10月始まりのダイアリーを使い始める今の時期におすすめの使い方アイディアをご紹介します。

第一弾:年間計画ページの使い方
第二弾:メモページを使った、日記の書き方
第三弾:ロルバーン専用アクセサリーを使ったセットアップ
第四弾:資格取得や勉強のための使い方
第五弾:2冊持ちのススメ
第六弾:マンスリーページで書く一言日記
第七弾:「気になる」をストックするメモページの活用法


新しい手帳の使い始め

長かった暑さも少しずつやわらぎ、いよいよ10月始まりダイアリーの使い始めの季節となりました。
新しい一冊を開く時、どんな気分になるでしょうか。まっさらなページ、ピカピカの新しい表紙へのときめきや、これから始まる一年へのわくわくとした期待感。同時に、最後まで使いこなせるかな?と不安を感じたり、何から書き始めようかと悩んだり、少し肩に力が入る人もいるかもしれません。

そこで今回は、そんな使い始めの時期の、「新しい一冊をここから始める」使い方アイディアをご紹介します。
気になるものが見つかったら、使い始めのタイミングで、ぜひ試してみてください。





メモページを使って考える、「今年何がしたい?」

まずは、ロルバーンのメモページを使った未来の計画。

未来の計画、といっても難しく考える必要はない。
いつやる?本当に実現できる?どんな方法で?など、現実的なことは一旦置いておいて、「叶えたいこと」「わくわくすること」「やってみたいこと」を想像してみよう。
いくつか浮かんで来たら、メモページを開いて「Wish List」を作るのがおすすめだ。

「Wish List」

一般的なのは、「やりたいことを100個書く」など、個数を決めて考える方法だが、書き始めから100個も浮かばない…という人もいるのでは。
今回おすすめしたいのは、個数の枠組みを取って、カテゴリーごとに書いてみる方法だ。

【お出掛け】【美容】など、カテゴリーごとに記入

【健康】【生活環境】【趣味】【お出掛け】【美容】【仕事】【お金】など、自分にとって身近なカテゴリーごとに「やりたいこと」「叶えたいこと」を書いてみよう。
内容を分類することで、後で見返す時に分かりやすいだけでなく、カテゴリーの枠組み自体が発想のヒントになる。
また、物によっては、ぽんぽんと浮かんできたり、逆に筆が進まなかったりと、自分の願いの傾向が可視化されるのもウィッシュリストの面白さだ。

個数も、ページ数も気にせず、思いつくままに箇条書きにしていくことが自由な想像のコツ。
書き進めていくと、自分でも忘れていたようなことを思い出したり、思ってもみないような願いが生まれたり、「書くこと」そのものが気付きにつながる。

さらに、ウィッシュリストで「映画をたくさん見たい」「本をたくさん読みたい」など、1年通して継続的に行いたい項目が出てきたら、あらかじめ別のページに記録用リストを作っておくのがおすすめ。5mm方眼が特徴のロルバーンは、表の作成にも適している。

「MOVIE LIST」

「BOOK LIST」

今回は、「MOVIE」と「BOOK」のタイトルをロルバーン テンプレートで書いて、「DAY」「TITLE」「MEMO」の三項目の記入欄を設定。タイトル欄と四辺の余白を設けて、方眼2マスずつ区切って表にした。「今年は100本の映画を観る!」など、明確な目標がある人は、そのボリュームに合わせて必要なページを確保しておこう。

枠が作られていると、つい埋めたくなるもの。さらに、定期的に見返すことで達成感も得られ、習慣化を目に見える形でサポートしてくれる。


マンスリーページにあらかじめ書いておく、
過去の私からの申し送りメモ

続いては、まだ何の予定も書いていないマンスリーページ。これまで使っていたダイアリーを横に置いて、手帳の引継ぎ作業をしよう。遠い未来のように感じる先の月のページも、一言でも何か書いておくだけで、一気に「自分の手帳」という感覚が芽生えてくる。

まずは、日付欄。
大切な友人の誕生日・記念日・ボーナスの支給日・すでに決まっている旅行やイベントの予定など、忘れたくないことやあらかじめわかっている予定、楽しみな日を記しておくことから始めよう。こういった「すでに決まっている」情報は、リアルタイムでこれから入ってくる情報と比べ、案外記入するタイミングを逃しやすいものだ。

大切な記念日や、楽しみな予定を記入

さらにおすすめなのは、「昨年の私からの申し送りメモ」を作ること。

昨年の同月ページを見ながら当時のことを思い出してみよう。「○○の予約、忘れていて直前に焦ったな」「この時期は気温差にやられて毎年風邪で寝込んでいるな」「今年こそはこのイベントを満喫したいな」など、“こうすればよかった”という情報がキーになる。

マンスリーページ右下の余白欄、もしくは左側の罫線メモ欄を使って、箇条書きで記しておくと、未来の自分がこの伝言を見て、過去の自分に感謝するかもしれない。

月ごとの申し送りメモ


ポケットと台紙を、
1年通して大切なもの・ことをストックする場所に

最後は、リングタイプのロルバーン ダイアリーについている、後ろのポケットと台紙。
何を入れてどう活用するか、使い始めのタイミングで考えておくと、一年間の手帳使いが一層便利になる。
まず、クリアポケットに入れておくと便利なのは、年間を通して見返し・更新していく情報。
今回は、「災害時備蓄リスト」と、「旅行の持ち物チェックリスト」を入れてみた。

メモページに記入

切り取って後ろのポケットに

すぐにアクセスできて、ポケットから出さなくても読み返すことができるのが良さ。こういった「意外と見返すことの多い情報」は、一度このような一覧リストを作っておけば、都度情報を更新・追記しながら、新しい手帳になってもそのまま引き継ぐことができる。
他にも仕事のマニュアルなど、自分にとって必要なリストを追加していけば、いつでもすぐに参照できるオリジナルの巻末ページが完成する。

黄色い台紙は、ステッカーを収集する場所に

また、クリアポケットに入れている人も多い、ショップカードやステッカー、包装紙のラベルなどの紙物。外出先から持って帰るとき、ロルバーンに収納しておけば、折り目やしわを付けずにストックしておける。
こういった紙物も、使い始めのタイミングで、お気に入りの一枚をポケットに入れたり、ステッカーを台紙に張ったりして、あらかじめ「ここに集める」という定位置を決めておこう。

1年後の自分に向けたメッセージ

少し気恥ずかしいという人もいるかもしれないが、使い始めのタイミングだからこそ、今の新鮮な気持ちや考えていること、未来へのわくわくとした想像を書き記してポケットに入れておくのもおすすめだ。気に入ったレターセットや、メッセージカード、メモなどに今の感情をつづって、手帳を使い終わる一年後や節目のタイミングで読み返すのはどうだろう。

日々忙しなく過ぎる中で、スケジュール管理だけでなく、その時々の「自分」がリアルに記録されていくことは、ダイアリーの醍醐味の1つ。自分を見つめる時間を確保するのはなかなか難しいからこそ、このタイミングで素直に自分のことを残してみるのも良いかもしれない。


新しいダイアリーの使い始めにおすすめの使い方をご紹介しました。
気になるアイディアが見つかったら、ぜひ試してみてください。

手帳とともに始まるみなさんの一年が、より充実したものになればうれしいです。